狭山茶をつくり続けて120年
やまもりの自社工場 やまもり本店は埼玉県入間市で狭山茶をつくり続けて120年の歴史を数える市内でも有数の老舗です。
厳選した13件の専属荒茶農家と提携し、独自のノウハウによる製茶へのこだわりを代々受け継いでおります。
やまもりのお茶とは
一言に「お茶屋」と言ってもその業態は大きく2つに分かれます。
1.自家栽培・自家製茶
お茶の樹の栽培から製茶までを一貫して管理する業態です。
大半のお茶屋さんはこのタイプで、自社のこだわりを商品に反映する事ができるので、特徴のあるお茶づくりがやりやすいと言えるでしょう。
しかしその一方で「農業」と「製造業」の二足のわらじを履く形となり、この双方における労力や知識・経験が必要となり、その年の収穫量や茶葉の出来具合によって商品が左右されてしまうというリスクもあります。
また、生産量は自分の所有する畑の大きさに比例するので生産量を増やしたい場合にはその分のコストや労力が上乗せされてしまいます。
2.製茶のみ
契約農家から納品された状態の荒茶 原料となる茶葉(荒茶)を農家から仕入れ、製茶のみを行う業態です。
何といっても最大のメリットは厳選した茶葉を仕入れる事により高い品質を保ち、尚且つ生産量も多く扱う事ができます。
また、「栽培」と「製茶」を分業し、それに専念することでお互いがより品質の向上に取り組めると言えるでしょう。
製茶にこだわり特化したやまもりのお茶
仕上がりを確認する茶匠 やまもりは、製茶に特化する事で自社独自のノウハウでつくりあげた狭山茶を全国のご家庭で楽しんでいただける様日々努力をしています。
蒸しのこだわり
やまもりが製茶する狭山茶は、お茶の産地としては寒い地域で栽培されており、お茶栽培の「北限」と言われています。そのため栄養を葉に多く集め育つことが特徴です。
その茶葉を深く蒸すことで葉の繊維を壊し、他の産地にはない濃厚なコクとまろやかな味を引き出します。
※通常煎茶の蒸し時間は30秒〜60秒に対し、やまもりの深蒸し煎茶は120秒以上の蒸し時間を要します。
火入れのこだわり
「宇治の下揉み 、静岡. 仕上げ、火入れは狭山にしてほしい」
火入れを行う機械 と昔から言われ、製茶仕上げの工程において他の産地よりも高温で行う「狭山火入れ」は全国的に有名です。
やまもりの火入れは、「茶匠」と呼ばれる熟練した職人による代々受け継がれた独自の技術でお茶の甘みと香ばしさを最大限に引き出します。